【株式投資】証券マンが失敗しないコツを伝授!①【経験1年未満の人向け】

記事をお読みいただきありがとうございます。
この記事はすでに株式投資の世界に足を踏み入れている方、あるいは株式についてもっと知りたいけれども何から手をつけて良いかわからないという方を対象としています。
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株式を買う前に知っておくべきこと

株式市場は年間のスケジュールがある

 株式を公開している企業(以下は企業と記す)や、重要経済イベント(経済指標など)などにはしっかりと年間のスケジュールがあります。
これらは当たり前のことすが、意外と意識して取引が出来ている個人投資家は少数です。

 例えば初級者にありがちなのが、売買することに夢中で株式市場の年間スケジュールまで気が回らない、そもそもスケジュールを把握する重要性と有用性に気づかないのです。私も株を始めたころは、売買が楽しくて自分本位に株を買ったり売ったりしていました。
値動きに一喜一憂してしまい、『売らなかったら良かった』、『売ったらよかったのに』などと浮き沈みが激しい取引をしていました。
だからその気持ちは痛いほど分かります。ただそれでは、上手くいきません。

ここが初級者と中級者以上を分けるポイントです。

株式市場は天気によく似ています。

 我々が日々生活している中で、身近にあるのが天気と天気予報です。
外出をする際には皆さんも天気予報を見ることがあると思います。
しかし、もし世の中に天気予報がなかったら、いつ傘を持ち歩けば良いのか、いつ上着を着ていけばいいのかは、全て個人の勘次第になってしまいます。普段から『傘を持ってきたらよかったー』、『上着を来てこればよかったのに』って思ったことが多い人は、ほとんど天気予報を見ていません。

 株式投資においても天気予報の予想と同じで外れる事もありますが、それでも、あった方が圧倒的にいいのです。予報がない闇雲な取引は、再現性のない投資に陥りやすくなり、投資家として全く成長しません。株式投資を年間スケジュール化して、投資をすることは、投資家として成長する第一歩になります。

この機会にしっかりと、自分なりの株式予報ができるように一緒に学んでみましょう。

知っておくこと

・株式市場に参加する企業や、機関投資家には年間のスケジュールがある
・株式投資をする上で重要なのは、自分のスケジュールを作ること

(1)企業の決算スケジュール

もっとも分かりやすいのが企業の決算スケジュールです。
東証に上場している日本企業の8割が3月期末となっています。そして、次に多いのが、2月期末と、12月期末です。
下の表をご覧ください。

 第1四半期(1Q)
決算
第2四半期(2Q)
決算
第3四半期(3Q)
決算
本決算(4Q)
決算
3月期末6月9月12月3月
12月期末3月6月9月12月
2月期末5月8月11月2月

期末はバラバラですが、すべてに共通するのは、1年を3ヵ月に区切られて4つの四半期で分けられています。

そして株式市場には、約2か月遅れでその決算の発表があるということ。
下の表は、実際の発表時期をまとめています。

 第1四半期(1Q)
決算発表
第2四半期(2Q)
決算発表
第3四半期(3Q)
決算発表
本決算(4Q)
決算発表
3月期末8月11月2月5月
12月期末5月8月11月1月
2月期末7月10月1月4月

ここまでは、何となく知ってたと思う人も多いでしょう。

重要なのはここからです。
決算発表の各時期における重要度の違いです。
下の表には、それぞれの重要度をまとめました。

重要度重要すごく重要普通すごく重要
 決算種別第1四半期(1Q)
決算発表
第2四半期(2Q)
決算発表
第3四半期(3Q)
決算発表
本決算(4Q)
決算発表
3月期末8月11月2月5月
12月期末5月8月11月1月
2月期末7月10月12月4月

私が株式投資を実際にする時は
年間の企業の決算スケジュールから、この決算発表の重要度を加味して自分のスケジュールを立てます。重要度が高いところに向けて、準備をすることで予想の精度があがるのです。

重要度の説明

本決算:すごく重要

前年の業績結果と今年の業績予想を発表。大事なのは今年の業績予想(今期予想)です。本決算で投資家は企業のコンディションとポテンシャルを評価する時期となるため、その後の1~3Q決算内容は、今期予想と比較されます。
進捗率が有名です。

中級者以上の投資家や、機関投資家は本決算が発表される5月~6月は特にリサーチします。
 
1Q決算:重要
今期予想に対して、最初の結果が出てます。結果次第では今期予想の信憑性が高まる時期です。ここで高い進捗率を出した企業には、その後の内容にも要注目です。
 
2Q決算:すごく重要
1年の折り返しになるため、高い進捗率の企業から今期予想の業績修正(上方修正)が発表されやすい時期です。また自社株買いも一番発表される時期なので、株価も上がりやすい傾向になります。
相場が良い年は、年末までその傾向が続きます。(具体例:2017年、2019年、2020年)
 
3Q決算:普通
3Q決算ごろから、来期の本決算に注目が移りだすため、3Qの内容で継続して上がっていくことは稀です。上方修正が出る時もありますが、すごく良い修正が出ない限り上昇するのは最初になります。そのため売り時になる時期です。

(2)重要イベントのスケジュール

 毎月発表されるものや、年1回で発表されるものがあります。毎年の重要イベントは米国の金融政策が発表されるFOMCや、日本の金融政策が発表される日銀決定会合です。注目される経済指標は、その年で注目度が変わっています。
 今年~来年であれば、米国が高インフレ対応の利上げをしていることが一番話題になっています。重要イベントのおすすめの調べ方は、マネックス証券の重要イベントをまとめた記事です。
【2022年最新】FOMCやECB理事会などの重要イベントはこれだ!

またいつ発表されるのかはこちらでチェックしましょう。
経済指標カレンダー – マネックス証券

主に注目しているイベント

2022年~2023年の現在であれば、FRBが政策金利を決定する時に使われる物価指標をチェックしましょう。雇用統計(雇用者数、賃金、失業率)、PCEデフレーター、CPI、が物価指数です。

活用方法

 企業と重要イベントのスケジュールを把握しておくことで、値動きの明確化に繋がります。企業によるのか、重要イベントによるのかで次の行動が変わってくるのです。

例えば、米国の雇用統計の内容で相場全体が下落したとします。
相場が注目するイベントのため、売りが波及し、チェックしていた銘柄も下落しました。
ただ、企業の個別要因で下がったわけではないため、決算内容が良い銘柄は下がれば業績期待で反発します。
良い銘柄の企業スケジュールを把握していれば、下がったのが本決算後から1Q決算の間(5月~7月)であれば1Q決算に向けて良い仕込み場となります。
逆に重要イベントではなく、企業スケジュールで下がってしまった場合は、次の決算発表まで様子見姿勢が取れます。
重要イベントと企業スケジュールを、カードとして使うのです。

いかがでしたでしょうか。
簡単に説明しましたが、企業スケジュールや相場の重要イベントを把握することで、投資戦略が明確になり無駄な行動が少なくなります。


続きの記事では企業スケジュールや、個別の業績の解説を使って銘柄選択について深堀します。
どんな銘柄をチェックすれば良いのかが分からない人向けに解説していきたいと思います。




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